最大の武器は握力
立派な羽に覆われているために外見からは分かりませんが、イヌワシは非常に筋肉が発達した鳥です。オスで約3.5kg、メスで約5kgというのが平均的な体重で、その約半分が筋肉とされています。なかでも脚の筋肉は非常にたくましく、かなりの握力を誇ります。さらに脚先には、カギヅメという湾曲した鋭いツメがあり、これで突き刺し、ぐっと掴まれたら獲物はひとたまりもありません。イヌワシは鋭い嘴も持っていますが、実際、この脚による攻撃によって小動物は圧死します。それでは嘴の役割は? というと、武器というよりナイフとフォークに近いでしょうか。ヒナのために、餌を細かくする際などに適しています。
2016年11月15日更新